PLANTATION GARDEN TOUR
プランテーションガーデンツアーで散歩しましょう!
ドールプランテーション内には8つのガーデンがあり、散歩を楽しめます。コーヒーの木やエキゾチックなフルーツ、ワイルア農園シングルオリジンのチョコレートに使われるカカオの実など、トロピカルな食材を間近に見ることができ、季節によってはレイの材料に使われるプルメリア、ピカケ、プアケニケニなどの香り高い花も咲いています。携帯電話(iPhoneとAndroid)にドールプランテーションのアプリをダウンロードして、ハワイの民話などの案内を聞きながら周ることも可能です。
チケットは、ご来場当日にチケットブースでお買い求めください。チケットの販売は閉園時間の30分前に終了となります。
Tickets |
---|
大人 $8.00 |
小人(4−12歳)– $7.25 |
カマアイナ/ミリタリー – $7.50 |
団体ツアー(25人以上) – $7.50 |
*現在グループツアーの予約受付を休止しております。 |
*4歳未満の小人は無料です。必ず大人が同伴してください。 |
Plantation Garden Tour – 8 Mini Gardens
ノースショア
はるか昔のプランテーション時代、ここ一帯は見渡す限りさとうきびとパイナップルの畑でした。現在では農業が多様化し、ワヒアワからノースショアにかけてはバナナやタロイモ、スイートコーン、ライチ、パパイヤ、コーヒー、カカオ(チョコレート)などの農作物や花が育てられています。これらの良質な作物はハワイの高級レストランの食材として使われたり、世界中の店で取り扱われています。
ハイビスカス
ハワイ固有の黄色いハイビスカス(Hibiscus brackenridgei)はハワイの州花で、ハワイ語のプアアロアロという名でも知られています。立派に咲くハイビスカスの花は世界中の園芸家から愛され、今では5千以上の種があり、トラディショナルな単色の黄色、赤、ピンク、白などに加え、色が混ざったものや珍しい形のものもあります。花びらがひだになっている上品なラベンダー色の花や、ハワイのサンセットの全ての色を含んだ花など、散歩の途中に見逃さないようにしてください。
ハワイの固有種
ハワイ諸島は地球の中で最も隔離された陸地です。ハワイアンが上陸する前から生態系はあり、その植物と動物のほとんどが風や海流に乗ってたまたま島に辿りつき、千年以上も孤島で進化を遂げ、世界でここにしか存在しない固有種となったのです。 多種多様な熱帯の花や固有植物はノースショア一帯で見つけることができます。
2つだけ例をあげましょう。
コア(Acacia koa):コアは半世紀もかけて成長し、30メートルの高さにもなります。ハワイで最も珍重される品種の木です。
レイ
ハワイのレイ(または花冠)は、アロハ、歓迎、愛を表す特別なギフトです。観光客の皆さまも島に到着したときに受け取ったことがあるのではないでしょうか。必ず笑顔とハグと共に贈られます。ハワイでは何かを達成した時に敬意を示すため、また特別な行事のお祝い、そして単に愛情を表すためにレイを作ったり人に贈ります。
レイはその昔、苦労して集めた貝、骨、羽、植物などの材料を組んで作られ、長持ちするものが多くありました。今日では寿命は短いが美しい花のレイが最も人気です。誰がどんなレイをつけてもいいのですが、ククイナッツ、ティ、芳しいマイレは男性が、バラ、ホワイトジンジャー、ジャスミン、チューベローズは女性がつける、といった様に性別が関係する場合もあります。
灌漑(かんがい)
パイナップルは干ばつに強いと言われていますが、多少の水は必要です。島の東側から吹く湿気を含んだ貿易風が山に当たって雨が降り、川ができます。広大で乾燥したこの平地の畑に必要な水を引くために、溝や穴を掘って山の小川からの用水路が作られました。
アナナス
パイナップルはアナナス科(bromeliaciae)の中で最も世に知られている、そして最も美味しい種類でしょう。アナナス科には約3,000もの種と交配種があり、小さなスパニッシュ・モスから、2階建ての家よりも高く成長するプヤ・ライモンディなどがあります。
アナナス科は南北アメリカ大陸原生で、その色と形は多様性に満ちています。新世界からヨーロッパにアナナス科が紹介された当時、この奇妙な植物は大評判となりました。手入れが楽で葉も花も美しいため、今でも園芸家の間で人気があります。
ティリーフ
ティと言ってもお茶のティーではありません。深緑色の大きくて艶のある独特な葉が茎から生えているユリ科の植物です。3メートルの高さにまで成長します。海を渡ってハワイアンがこの島に移り住んだ当時に、カヌーで持ち込まれた数少ない植物の一つです。ティの葉や根は大切にされ、古代ハワイの生活には欠かせないものでした。雨が降ると葉で作られたマントを着用しました。強くてしなやかな葉は食べ物を包んで調理するのに使われたり、神聖な儀式では祝福のためにも使われます。
畑での生活
パイナップルの全盛期、プランテーションでの労働は週六日で、仕事は夜明け前から始まりました。男女ともに労働し(学校が休みの期間は子供達も)、朝4時半に起きてプランテーションのトラックの迎えを待ち、夜明け前には畑で作業を開始しました。整地、種まき、施肥、雑草抜き、収穫など様々な仕事があり、全て手作業で行われていました。トラックで宿舎に戻るのは夕方4時。熟練労働者は1日に1万個のパイナップルのクラウンを植えられたそうです。
宿舎での生活
ハワイのプランテーションでは、コミュニティや文化、持続性を重んじて、国籍ごとに宿舎が振り当てられました。同じ国から来た労働者たちは、宿舎生活の中で食べ物を分け合い、祭りや祝い事をし、故郷の伝統行事を開催しました。日本人は夏の終わりにO-Bon 祭りを開いたり、中国人は旧正月に花火や祝いの食事会を行ったり、フィリピン人は国民的英雄のホセ・リサールへの敬意を込めてリサールデーを祝いました。